仕事に着物の時代!?夏は『ビジネス浴衣』

経済産業省が、職員に和装出勤を促す「きものの日」の導入を検討。浴衣での出勤も認める案も出ているとの報道(産経新聞5/25朝刊)を受けて、藤木屋が提案しているお仕事でお召しになる着物『ビジネス着物』の一つである浴衣でのビジネス・スタイル『ビジネス浴衣』についてご紹介させていただこうと思います。
 
「浴衣(ゆかた)」と聞くと、一般的には花火やお祭りの時に着るイメージがあると思います。確かに浴衣は薄手の綿や綿麻などの生地で作られていて、日本の夏の気候にあった涼しいお召し物です。商品価格も、いわゆる高価な着物と違って、リーズナブルな物が多く、着物スタイルとしてはお財布に優しいです。着物初心者の方も、着物姿に初めて挑戦するのには浴衣は最適だと言えます。しかし、浴衣は手を出しやすい反面、カジュアルな印象が強くなります。今回、提案したいのは、お仕事でお召しになる際の浴衣であるため、遊び着のように見えてしまうと問題が発生してしまいます。
 
そこで藤木屋が考える『ビジネス浴衣スタイル』は、左の画像のようなスタイリングとなります。第一に、まず浴衣の柄は抑えめにして、シャドーストライプや無地の生地をお勧めいたします。シャドーストライプは、遠目には無地に見え、近くでは柄がうっすらと分かるという一粒で二度美味しい柄です。数あるスーツの生地の柄の中では長年一番の売れ筋と言えます。『ビジネス浴衣』では、このスーツの生地の柄の感覚を持ってきて、落ち着いた印象を演出します。第二に、襦袢を着ることです。浴衣は素肌の上に着ることができますが、立ち座りの時やちょっとしたしぐさの時に胸元が見えてしまいます。仕事中に胸元が見えるのはあまりよろしくありません。そこで、浴衣の下に一枚、夏用の長襦袢や半襦袢をお召しいただき、いわゆる着物の着方を浴衣でしていただければ、浴衣でもカッチリ見せることができます。画像では半襟に柄物を入れておりますが、無地かそれほど強くない柄物が良いと思います。そして第三に、角帯です。浴衣では兵児帯をされる方が多いと思いますが、やはりカジュアルな印象が出てしまうので、カッチリとした角帯がお勧めです。画像の角帯はネクタイで使う柄の生地を用いた帯(ネクタイ帯)をしめていますが、献上柄帯などでもビジネススタイルとして十分です。それ以外に、ポケットチーフがわりに手ぬぐいを懐にさしたり、足袋を履くなど、細かいポイントは他にもございますが、以上三点が手前ども藤木屋が考える『ビジネス浴衣』のスタイルとなります。つまり、『ビジネス浴衣』の着方を簡潔に説明すると「浴衣を着物風に着る」ということです。

 
藤木屋創業者である幹助は、創業前はアパレルメーカー・(株)レナウンに就職し、紳士重衣料(スーツ)を担当、日本橋三越本店、新宿伊勢丹、銀座三越などの百貨店の販売現場にてキャリアを積んでまいりました。2005年のクール・ビズ(COOL BIZ)、ウォーム・ビズ(WARM BIZ)で、どのような商品開発をし、どのように実際のお客様であるビジネス・マンに浸透していったのかを、まさに業務上たずさわってまいりました。これらの経験を活かし、藤木屋ではビジネスでの着物スタイル「きものビズ / Kimono Biz」をかかげております。今、日本はインバウンド市場の活性化、2020年の東京オリンピック開催など様々な要因で、職種を問わず、外国人と仕事上接することが多くなってきました。例えば、会社がお招きした来日の海外のお客様をあなたがどこかの観光地やイベント、食事にお連れすることになったとしましょう、その時にあなたが着物をお召しになった場合、その海外のお客様は大変に喜ばれると思います。その着物は高いものでなくても構わないと思います。夏ならば浴衣でも良いです。今回の一連の報道を受け、藤木屋はより一層、ビジネスでの着物スタイルを提案していこうと思います!

 
 

◆「きものの日」粋だねぇ 職員が和装で出勤 経産省導入検討【Yahooニュース/産経新聞】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150525-00000054-san-bus_all

 
 
◆店長・幹助着用の着物【ビジネス浴衣】
・浴衣
・半襟をつけた半襦袢
・ネクタイ帯
・立川志の彦 手ぬぐい
 
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◆上野・藤木屋
東京都台東区東上野3-39-9 松竹ビル1F
TEL 03-5818-6881
営業時間
平 日 11:00-19:00
土日祝 11:00-18:00
定休日 月・火
*JR上野駅中央改札浅草口徒歩3分
*東京メトロ上野駅一番口徒歩1分

 
◆藤木屋の商品ラインナップ – 男着物&スーツ -
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・リサイクル羽織 7,000円+税〜(すぐお召いただけます!!)

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・デニム着物 37,000円+税〜(日本製・手縫)
・スーツ着物 45,000円+税〜(日本製・手縫)
・オーダーメイド・足袋 4,500円+税〜(日本製)
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・オーダーメイド・シャツ 8,900+税〜(日本製)

 

 

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