作家・池波正太郎と藤木屋店長・木寺幹、神田まつやにて

東京人に故郷はない、と
東京人自身が口にするけれども
私はそうでない
私の故郷は誰がなんといっても
浅草と上野なのである
 
池波正太郎(作家,1923-1990)

 

 
台東区民にとって、池波正太郎には格別の思い入れがあります。かく言う私、藤木屋店長木寺も台東区民です。戦後を代表する時代小説・歴史小説作家の池波正太郎。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』といった戦国・江戸時代を舞台にした彼の小説そのものは読んでいなくても、これらを原作にしたTVドラマや漫画はご覧になったことがあると思います。池波正太郎は浅草聖天町(現・浅草7丁目)に生まれ、浅草永住町(現・元浅草2丁目)で育ったため、池波正太郎ご本人も「浅草と上野へ足が向くことが多い」と語っています。そして現在、上野と浅草の間、つまり合羽橋道具街沿いにある台東区立中央図書館の中には『池波正太郎記念文庫』があり、なんとこちらでは池波正太郎の書斎が復元されており、著作・自筆原稿・絵画等の展示や、時代小説に関する資料が公開されています。私、藤木屋店長木寺は、台東区立中央図書館には上野・藤木屋と自宅のどちらともから近いこともあって、池波正太郎記念文庫には時々訪れます。そして、こちらで展示されている着物姿の池波正太郎の写真がずっと気になっていました。この写真は『池波正太郎の食まんだら (新潮文庫)』の表紙の写真としても使われています。実はこの写真は、神田の老舗蕎麦屋『まつや』の前で新潮社の田村邦男によって撮影されたもので、藤木屋が参画し、毎月一度開催しているイベント『いま粋』に参加するため、必ずこの『まつや』の前を通っていました。そこで池波正太郎が撮影したアングルと同じアングルで、『まつや』の美味しいそばを食べがてら撮影してきました。その写真が左上の写真です。いかがでしょうか。池波正太郎については、着物や洋服のファッションのこだわりについても特筆すべきことがたくさんあり、またブログにて書きたいと思います。
 
・台東区立中央図書館

https://www.taitocity.net/tai-lib/contents/library/chuo.html

 
・池波正太郎記念文庫
https://www.taitocity.net/tai-lib/ikenami/
 
・神田まつや(蕎麦屋)

http://www.kanda-matsuya.jp

 
・お茶の水・いま粋(毎月第一金曜日開催,次回は12/5(金)!!)

https://www.facebook.com/imaiki2013

 
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BS朝日「文豪の味手帳 ~池波正太郎が愛した食の世界~」
2014年12月14日(日)21:00~22:54再放送
池波正太郎が足繁く通った蕎麦屋として「神田まつや」が紹介されます。

http://www.bs-asahi.co.jp/ikenami/

 
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◆上野・藤木屋
東京都台東区東上野3-39-9 松竹ビル1F
TEL 03-5818-6881
営業時間
平 日 11:00-19:00
土日祝 11:00-18:00
定休日 月・火
*JR上野駅浅草口徒歩3分
*東京メトロ上野駅一番口徒歩1分
 
◆藤木屋のオーダーメイド商品
・デニム着物 37,000円+税〜(日本製・手縫)
・スーツ着物 45,000円+税〜(日本製・手縫)
・足袋 4,500円+税〜(日本製)
・スーツ 35,000円+税〜(日本製)
・シャツ 8,900+税〜(日本製)
*すぐにお召しいただける既製の男着物&リサイクル着物・羽織の取り扱いも開始いたします!!(7,000円+税〜)
 

 

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