メタボリックシンドロームとウェスト寸法

【メタボリックシンドロームの診断基準】

腹囲(へそ周り) 男性 85cm以上/女性 90cm以上

腹囲の正しい測り方

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以上は、厚生労働省のWEBから抜粋です。私は仕事柄、メジャーで、ほぼ毎日のようにウェストを測ってきましたが、以前より、この基準に疑問を持っています。スラックスで必要なウェスト寸法と、このメタボの診断基準の腹囲寸法というのは場所が違います。しかし、ウェスト寸法から、この腹囲寸法というものは予想ができます。なので、身長170cmで、ウェスト85cmの場合はメタボリックの疑いありと言えそうな気がします。

しかしウェストが85cm前後でも、メタボリックと言えない場合がある、と私は考えています。身長が180cm以上の方の場合です。紳士服スーツは、身長と横幅によってサイズを用意しています。その考え方では、身長180cmの方の標準体型の方のウェストは84cmと想定しています(サイズ表記:A7,8など)。身長も高くなれば、どうしてもウェストも大きくなっていきます。これは腹部もしかりです。太っているからではありません。これまでA7以上のスーツを相当量販売してきましたが、それらのお客様をどう見ても、想像するメタボの体型には見えません。

さてここで、逆の問題も、メタボの診断基準を下回る場合でも、メタボリックの可能性があるということです。診断基準は、あくまで目安。おそらく日本人の平均身長から想定した割出した腹部の寸法だと思います。日本人男性の平均身長約172cm、腹部85cmというのは、スーツのサイズにあてはめるとAB5というサイズになるケースが多いかと。そう考えると、メタボリックもうなずけるのですが、平均身長よりも低い方の場合、例え腹部の寸法が85cm未満であっても、近い数字であれば気をつけた方が良いと思います。サイズで言うと・・・、言うのはやめておきます。(藤木屋K)

 

 

おとこの着物/藤木屋ブログ 昔の日本人は半裸

日本人は昔、サンラーじゃなかった、ハンラー(半裸。フンドシだけの男、腰巻きだけの女))で街を歩いていたのに、明治になってから西洋人の目を気にして裸禁止令が出て半裸もやめることになったらしい。ちなみにサンラーはこちら。

(藤木屋/F)

 

 

鯨尺とトリコロールメジャー

私、藤木屋Kはアパレルメーカー出身なので、今も紳士スーツを扱う機会を頂くのですが、その際は、インチとセンチ表記のあるトリコロールメジャーを使います。海外からのお客様の中には、インチでご自身のサイズをおっしゃる場合があるからです。また日本人のお客様でも、デニムのサイズはインチサイズで覚えていらっしゃる方が多いため、このトリコロールメジャーを使うこともあります。

 

鯨尺メジャーとは、尺とセンチの表記のあるメジャーです。さすがに、ご自身のサイズを尺や寸で言う日本人はいなくなってしまいましたが、和装の寸法指定の中では尺などの尺貫法は生きており、いつもトリコロールメジャーとあわせて手元にあります。

尺とセンチとインチと、この3つの単位を使いわける人って他にどんな方がいるんでしょうか。建築関係の方の中にはいらっしゃるかもしれませんね。是非お知り合いになりたいです^^(文/藤木屋K)

 

茶道ワークショップ”喫茶去”開始!

キモノを着て楽しめることは何か?街ブラするもよし、夏ならばお祭りに参加するもよし。しかし、キモノを着て、もう一歩先の楽しみ方があります。それは「茶道」です。茶道を気軽に楽しめる機会を作るべく、藤木屋では茶道ワークショップ”喫茶去(きっさこ)”を企画しております。
 
茶道ワークショップ”喫茶去”の次回の開催が決定しましたら、またブログやSNSにてお知らせさせていただきます。

 

男の着物/キモノ男子パーティーに出る

男の着物ブログ(キモノ男子( ´_ゝ`)ノ) 藤木屋F&K、W杯partyへ参加へして参りました!!我昨天晩上参加了FIFA World cup 10th party!!
나는 어제 저녁 world cup 10th 파티에 참석했습니다!
I joined the 10th anniversary of World cup party last night!!、、、ということで皆様お初でございます、藤木屋店主owner Fでございます(_ _ ノ)昨日(というかもう3日前)藤木屋のLOGOも揮毫しております書芸家SOGENと藤木屋F&Kコンビとで、W杯10周年記念partyに参加して参りました。

そのときの藤木屋Kが、、、、これだ!1,2,3

画面中央部の台の上にある光るモノは、、、、本物です!*゚o゚)ノ

関係者だけのプライベートpartyにしては大規模で、協会元会長や各界の重鎮が集ってまって大賑わいでした。

さて、2002年にW杯の公式エンブレムとポスターを描いたSOGENは、この度新たに10年を記念して10周年LOGOを揮毫致しました。オモテには出ない関係者だけの為に描かれたものなのですが、この度特別にその新しいLOGOを背景に、写真も撮ってまいりました!

そしてSOGENが着ているキモノはSOGENオリジナルの1点もののキモノです。これがまたナマで見るとてもいいんですよ!ご覧あれ!

w( ▼o▼ )w オオォォ!!めちゃかっこいいですよね!
ちなみに、SOGENが描いた2002年のFIFA日韓共催のW杯のポスターはこちらです。
当時、全世界中の人が目にしましたので、覚えていらっしゃる方も多いかと思います。記念切手にもなりました。W杯を契機に日韓の距離が近くなった、韓流ブームを作ったのは自分たちだ!等と冗談交じりに話されている方もいらっしゃいましたが、、、そうです、きっとその通りでしょう!

確かに、共催という形をとったのはとても意義のあることで、10年前のW杯をきっかけに韓国と関わるようになった方も多いはず。文化・スポーツは本当に国境を超えるんですね。藤木屋ブログも海を超えたいと思います!(;゚ロ゚)r 炎炎炎 》

ということで、パーティーの模様とオリジナルなきものでございました^^
自分の個性に合う着物が見つかれば嬉しいですよね。
きものはやはりオーダーがいいですね。

SOGEN(書芸家)公式ウェブサイト
http://www.hiranosogen.jp/

藤木屋
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江戸小紋 現代の名工に出会う – 鮫小紋 -

東京スカイツリーのふもとの商業施設・ソラマチには、「まち処 技人処」という地元墨田区の伝統工芸を紹介しているコーナーがあり、そちらで江戸小紋の現代の名工の方にお会いしてきました。

職人の作りだすものというのは、非常に精緻で細かいものが多いですが、こちらの江戸小紋というのは、写真でご覧いただければ分かるよう、カメラでは撮りにくく、とても細かい模様です。画像の生地は墨田区の「すみだモダン」に認定されている鮫小紋という柄です。

着物の産地、今回は”染”でいえば、実は東京も有名な場所がいくつかあります。今回お会いした職人の方のお話しによると、よっぽど地方の方が設備投資をして、機械化ができているらしく、むしろ東京の方が手で染めていることの方が多いようです。東京の方が作業だということが、とても意外でビックリしました。(文/藤木屋K)

 

小千谷縮を学生服のシャツ・ブラウスに。

キモノの産地視察で、先日訪れた新潟県小千谷市の某染屋さんが「小千谷市の中学校の夏の制服に”小千谷縮”を採用してもらいたいと思っている」とおっしゃっていました。小千谷縮は夏の素材だからこそ、制服のワイシャツやブラウスに最適です。コストはかかりますが、産地で育つ若い子どもたちが、その肌で、自分の土地に生きる物づくりを理解するのはとても良いことだと思います。市の協力を得て、実現したら面白いですね。

 

男の着物 藤木屋 / Fujikiya
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新潟キモノ産地視察/まとめ編

呉服業界ではなく、私木寺はこれまでアパレルメーカーに勤めておりました。アパレルメーカー時代、「現地現物」を大事にし、イタリア、中国、日本の毛織物の産地を実際に回ってきました。今回もそれと同じく、きもの産地を見たいと思い、いろいろな方のご助力があり、着物の大産地である新潟の機屋や染屋を訪問し、普通見れない着物生地の生産現場をこの6月中旬、二泊三日の日程で見て参りました。

*視察移動中、JR飯山線車内より撮った写真。米の産地としても有名ですね。田んぼが広っています。

新潟は、今回訪れた小千谷、十日町、塩沢の着物のほかに、燕三条が有名で、着物にとらわれない物造りが盛んな場所と言えます。歴史的な背景であるほかに、今回の視察で感じたのは、新潟の厳しい気候条件が物造りを発展させた要因であると思います。厳しい気候条件とは、言わずもがな「豪雪地帯が多いこと」です。今回訪れた塩沢紬の産地「塩沢」では、毎年11月から雪が降り始め、5月中旬まで残雪があるようです。つまり、一年の約半分が雪の中の生活になるのです。最大積雪は3メートルにも及び、報道で写真をご覧になったことのある方は多いのではないかと思います。

*塩沢の名士・鈴木牧之の書いた江戸後期のベストセラー「北越雪譜」の一節。

着物生地の生産は、アパレルいわゆる洋服に使われる生地の生産と違い、機械によるオートメーションがしずらく、今もなお細かい手の作業が多いです。新潟の着物生地のクオリティーの高さは、豪雪という気候条件の悪い中、生まれ育った新潟人の忍耐という県民性だからこそできる生地なのだということが、今回の視察を通して分かりました。

小千谷縮・小千谷紬の「小千谷」を訪れる
十日町紬・明石縮の「十日町」を訪れる
塩沢紬・本塩沢・夏塩沢の「塩沢」を訪れる
小千谷縮を学生服のシャツ・ブラウスに。産地の夢

産地ごとの報告については、上記に掲げたページに書きました。是非、ご覧ください。同じ新潟でも、それぞれに特徴あります。今回に限らず、新潟の着物産地には、何度か訪れ(それこそ冬にも)、今後も、より一層その魅力をお伝えできればと思っております。(文/藤木屋K)

 

キモノ産地視察/塩沢紬・本塩沢・夏塩沢の「新潟・塩沢」

高級絹織物として知られる塩沢織物の産地「塩沢」。塩沢織物は生産の減少が進み、塩沢紬は「幻の紬」と言われてしまうこともあります。その真意を確かめるべく、今回の視察スケジュールでは、当初塩沢を訪れる予定は無かったのですが、急きょ視察の日程を延長し、十日町から塩沢まで足をのばしてきました。

塩沢到着後、現地で仕入れた情報をもとに、コネの無い機屋に電話をし、なかば飛び込み営業のかたちで訪問した上、ありがたいことに製造工程を見学させてもらいました。機屋の方が言うには、最盛期の昭和54年は機屋が100社を越え、年間生産反数は約4万5千反をほこっていました。しかし、現在は生産の減少が進み、機屋もわずか9社、年間生産反数も約7千反に落ち込んでしまいました。しかし、本当の上質を知るお客様の中には、他の日本三大紬である大島紬や結城紬では味わえない渋さに惚れこんだ方も多くいらっしゃいます。

さて、当日の突然のお願いであったものの、もはや大手企業の一員ではない、言ってみれば何者か分からない僕を暖かく迎えてくださいました機屋の皆みなさまに、藤木屋一同、とても感謝しております。(文/藤木屋K)

*現地のとあるルートより仕入れた塩沢織物のサンプル。男キモノで着れそうな生地もいろいろ

 


きもの産地紀行